CoCシナリオ『黒い〇、青い△、黄色い□』
くろいまる、あおいさんかく、きいろいしかく
全3本、1本30本程度の“怪談風”短編オムニバスホラーシナリオ。
全部同じ探索者で行ってもいいし、全部変えてもいい。
どれか一つだけ遊ぶのでもいい。遊ぶ順番も決まってない。
KPC可！日常RPのついでにちょっと怖い体験を！
●全体共通概要
PL人数：1人固定（ソロ、あるいはKPCとタイマン）
所要時間：各0.5～1h
探索者：新規・継続不問。
KP難易度：易
謎解き難易度：低
戦闘難易度：-
戦闘：なし
ロスト率：低
推奨技能：各回によって異なる
形式：現代日本クローズド＆シティ・ルルブ第6版準拠（7版改変可）
ジャンル：オムニバスホラー
キーワード：短編・カジュアル・怪談・初心者向け
必読：利用規約
https://unknowndevil.fc2.page/trpg-terms_and_agreements/
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1.『黒い〇（くろいまる）』
とあるアパートの302号室に女の幽霊が出るという。
そのせいで入居者が決まらないので、管理人は配信者やオカルト研究家向けに「幽霊部屋宿泊」のプランを始めた。
探索者はそのプランに申し込み、幽霊を撮影するために2台のカメラを携えてアパートに向かう。
推奨技能：とくになし（強いていうなら【聞き耳】【目星】）
備考：KPC可だが、雰囲気的に独りぼっちのほうが映えるかも？探索者は心霊現象に興味があるとスムーズ。
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2.『青い△（あおいさんかく）』
探索者はある日、街中で青い三角の板（？）を見る。
いろんなところで見かけるようになったので、気になって調査を始める。
推奨技能：とくになし（強いていうなら【医学】）
備考：一瞬シティなので、KPCを出してうちよそデートにも最適っ！
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3.『黄色い□（きいろいしかく）』
探索者が家を出ると、目の前にスクールバスが止まっていた。
推奨技能：とくになし（強いていうなら【跳躍】【回避】）
備考：フィジカルが強い探索者だとアクションシーンの見せ場があるかも（解決できるとは言ってない）。巻き込まれ型なのでKPCと初対面でも成立します。
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【シナリオの雰囲気】
・ごりごりの神話的事象ではなく、ちょっと不思議で怖い体験
・怪談を聞くような雰囲気
・初心者卓や突発卓にちょうどいいボリューム
・ライトな現象と背景
・不快
※この記事は【試し読み】です。シナリオ全文・画像素材は下記ページで有料頒布しています。
※以降の項目はＫＰのみがお読みください。
※トレーラー画像直後の目次がネタバレなのでお気をつけください
各話背景
共通背景
事の発端は、南極調査隊が南極大陸のとある地点で氷床掘削を行ったことによる。その氷床には、氷漬けになった下級の異形の神が眠っていた。
南極大陸では、厚い氷の層ごとに当時の空気が閉じ込められている。南極調査隊が封じられた異形の神を意図せず掘り当てたことで、地上に神を取り巻いていた禍々しい膨大な魔力が噴出し、さらには一緒に眠っていたグレート・オールド・ワンの幼体や神の一部である得体の知れない生き物を解放してしまったのだ。それらの一部は南極調査隊と共に探索者のいる国に持ち込まれている。
『黒い○』
長いので割愛（実際の本文にはきちんと書いてます）
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シナリオ中に登場する南極および氷床調査についての情報は「国立極地研究所 南極・北極科学館」様の展示物を参考にしています。実際の氷床掘削ドリルも見れるので行こう！
登場神話生物・NPC
1.神格
長いので割愛（実際の本文にはきちんと書いてます）
シナリオの見方
目次があるので適宜飛んでください。
●凡例
<探索ガイド>…シナリオ上用意されている探索場所。
［KP情報］や※…KPのみが知る情報。橙色で記載。
［開示情報］…なんらかの行動後、PLに開示していい情報。
【（技能名）】…該当技能を振ったときに出る情報。マイナス補正は目安であり、KPが適宜調整してよい。暗い赤で記載。
［こんな感じの部分］とか群青色の部分…状況に合わせて適宜変更してほしい部分
☆…SANチェックポイント
“”…資料
→〇〇へ…次のイベントもしくは移動先の場所
◆…戦闘相手
◎フラグ…回収されたフラグ
赤字になっているところは、重要情報だから削除しないでほしいところです。
赤字下線は特に重要な情報です。
ＫＰ準備
本シナリオでは特別な事前準備は必要ありません。
改変禁止事項については利用規約も参照してください。
こちらは試し読み版です。本来のシナリオzipセットには、pdf版・txt版・グーグルドキュメント版の本文と画像素材セットが入っています。
1.『黒い〇』
導入
※以下、シナリオ本編
※KPCがいる場合、一緒に泊まることになる。
探索者は女の幽霊が出るというアパートを訪ねた。
幽霊が出るのは302号室で、深夜に赤いワンピースの女がドアをノックするのだという。
アパートの管理人は冷房が効きすぎている管理人室に探索者を招き入れると、注意事項をまとめた書類を渡し、ほとんど事務的に「短期入居」の手続きを済ませた。
曰く、管理人は幽霊騒ぎのせいで誰も入居しなくなった302号室をどうにか金に変えるために、該当の部屋のみ撮影可とし、動画配信者やオカルト研究家を短期入居の名目で宿泊させることにしたそうだ。そうして引っかかったのが探索者というわけだ。
連れだって件の302号室の前まで行き、ドアを開けると、ご丁寧に一通りの家具が揃っていた。ここで2日3日張り込むだけなら十分な設備だった。
「中はどう撮っても構いませんがね、ちょっと」
ドアの側に立っていた管理人が手招きして、外の電力メーターを指差す。
「外の様子を撮るときは、必ずこの上にカメラを置いてくださいね。ここ以外に置かれると、この列の部屋の人…お隣さんとかは普通に住んでいますから、写ってしまうんです」
302号室は301～305号室の並びにあり、外の共用廊下で繋がっている。「ドアをノックする女の幽霊」は撮ってもいいが、入居している生身の人間は撮るなということだろう。
メーターはちょうどドアの右斜め上の外壁からせり出す格好になっていた。探索者の持ってきた小型カメラなら乗せられそうだった。
「じゃあ、僕はこれで」
管理人は幽霊などまったく興味がないのか、期待も怯えもない声でそう告げると、さっさと1階の管理人室に戻ってしまった。
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※ここまで描写したら→場所：302号室へ
場所：302号室
部屋は廊下にキッチン、奥に押し入れ付きの6畳間がある1Kだった。
居間のフローリングの上にはグレーのラグが敷かれており、座椅子とローテーブル、寝るためのマットレスがその上に鎮座している。南側に面している窓を開ければ小さいながらベランダもある。壁も天井もそこまで古さは感じず、むしろ小奇麗だった。
<探索ガイド>
①居間②ベランダ
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①居間
ローテーブルの上には貸出備品のティッシュと延長コードが置いてある。座椅子の座り心地も特に問題はなく、ちょっとした動画編集で使う作業場としてなら申し分ない。
マットレスはちょうど枕が南向き（ベランダ側）になるように置かれている。
【目星】/マットレスに寝てみる
試しにマットレスに横になってみると、右側はちょうど目線の高さに押し入れの下段があることに気づく。襖は開けっ放しで、中には予備の毛布が2枚ほど入っていた。探索者が閉めておこうとしても、立てつけが悪いのか半分ほどしか閉まらない。
さらに【目星】/押し入れから毛布を出す
予備の毛布を出してみると、ぽろりと何かが落ちた。どうやら小石を挟んでいたようだ。埃も舞っていることから、押し入れ内はほとんど掃除されていないとわかる。
［KP情報］小石は動きを止めているアニミークリ（マレモンp.16）。もっと押し入れを調べるなら、同様の小石（真珠大～小石大で大きさにはバラつきがある）がいくつか見つかる。なお、「イベント：女幽霊」でのSAN減少値はSIZ2の状態の設定に準じている。
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②ベランダ
ベランダは小さい植木鉢なら置ける程度の広さしかない。隣のベランダと防火シャッターで区切られているタイプで、ロックを解除すれば非常階段に繋がる角部屋（301号室か305号室）まで向かえるようになっている。
探索者が外を眺めていると、こつんと頭に何か当たった。見上げるとちょうど真上の部屋の窓が閉まるところが見えた。
落ちてきたものはかすかに冷たい黒いビーズのような粒だった。
【博物学】【生物学】/粒を調べる
黒い粒はビーズでもBB弾でもなさそうだった。黒玉石（日本庭園などに使われる高級な砂利の一つ）か真珠の質感に近い。もし真珠なら上の住民のアクセサリーから落ちてしまったのかもしれない。
［KP情報］居間で小石を見つけている場合、同じ質感だとわかってよい。
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※すべて調べたら以下を開示
［開示情報］探索者は一つ目のカメラを居間かベランダのどちらかに仕掛けられる。また、二つ目のカメラを設置する外廊下の様子を見ることもできる。
（後略）
シナリオ全文はBOOTHにて頒布中
無料試し読みはここまでです。
シナリオ全文は下記から購入できます。興味がございましたら、ぜひ遊んでみてくださいね。
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