CoCシナリオ『トランプしてる場合かよ』
ココフォリアでトランプしようの会
◆概要(PL開示情報)
PL人数:いくらでも
所要時間:30分~RP次第
探索者:新規・継続不問。探索者同士の初対面可。
KP難易度:易
謎解き難易度:易
戦闘難易度:なし
戦闘:なし
ロスト率:低
推奨技能:なし
形式:部屋クローズド・ルルブ第6版準拠(7版改変可)
ジャンル:ショートホラー
キーワード:茶番・トランプ・RP重視
※ロスト分岐ありますが、目の前の情報を意図的に無視したら死ぬみたいなレベルです。
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※以降の項目はKPがお読みください。
※トレーラー画像直後の目次がネタバレなのでお気をつけください
背景
人間社会で様々な勝負ごとに使われるトランプ。
探索者たちは楽しく遊んでいただけだが、人類史における「なんとしてでも勝ちてぇ!」という負のエネルギーが集まってしまい、イゴーロナクが招来された。
イゴーロナクは一番弱い奴を殺したろと思っているが、急に自分がカウントされたことにびっくりして消えた。
(紙はノーデンスが書いてくれた)
KP情報
①ココフォリアのトランプ機能を使ったシナリオです。
┗ココフォリアの部屋に入る>右下のえんぴつマーク>カードデッキを追加
┗トランプのデッキ(54枚)が出たら、右クリックでカードを操作できます
②元々はTwitterに流した画像1枚だけのシナリオなので超短いです。なので見出しごとのリンクは貼ってません。
③本文だと2ゲーム目でクリアしないといけませんが、何ゲームに延ばしても大丈夫です
シナリオの見方
目次があるので適宜飛んでください。
KPはNPC解説→ルート解説→背景→導入…の順で読んだほうが理解しやすいかも。
●凡例
<探索ガイド>…シナリオ上用意されている探索場所。
[KP情報]あるいは※…描写不要・KPのみが知る情報。※橙色で記載
[開示情報]…なんらかの行動後、PLに開示していい情報。
【(技能名)】…該当技能を振ったときに出る情報。マイナス補正は目安であり、KPが適宜調整してよい。※朱色で記載
☆…SANチェックポイント
“”…資料
→〇〇へ…次のイベントもしくは移動先の場所
◆…戦闘相手
◎フラグ…回収されたフラグ
[]付きの群青で記載された文字…NPCによって適宜描写を変更する部分
導入
探索者たちはトランプを囲んで丸く座っている。これからゲームを始めるために順番決めのじゃんけんでもしようかという具合だ。
[開示情報]トランプゲームは勝敗が決まるものならなんでもよい。
[KP情報]PLはココフォリア機能でトランプを始める。トランプをやる経緯は好きに決めて構わない。初対面同士の場合は「たまたま同じ旅館に泊まっており、なんやかんやあってトランプで遊ぶことになった」とかでよい。
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※トランプを始め、ゲームが中盤まで進んだら以下の描写
トランプに夢中になっている探索者だったが、ふと、自分たちの周りから奇妙な音がすることに気づく。のし、のし、のし……まるで巨大な男が歩いているような、そんな足音。
辺りを見回しても何も見えない。しかし、確実に、のしのしと自分たちの周りを「何か」が歩いている。
☆なんとなく薄気味悪い。SANc(0/1)
[KP情報]気のせいだと流せる程度のものである。KPはそのままゲームを続行させること。探索者が部屋から出ようとしたら全ての扉が閉まっており、なぜか開かない。追加でSANcを入れてもよい。
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※1ゲーム目が終了したら→イベント:一人目へ
イベント:一人目
ゲームが終了する。結果に探索者は一喜一憂するかもしれない。だがそこで、またあの足音が聞こえ始める。のし、のし、のし……それはゆっくり自分たちを見定めるような足取りだった。そして「それ」はやがて、このゲームでビリだった人物の後ろで立ち止まった。いや、実際は足音が止まっただけだ。姿は見えない。
だが[ビリだった探索者の名前]だけは、確かに「自分の真後ろに何かいる」気配を感じ取る。振り返っても何もいない。しかし、居る。大きな何かがそこに居る。
☆[ビリだった探索者の名前]のみSANc(1/1d2)
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全員【目星】/部屋を見渡す
いつのまにか部屋に一枚の紙が落ちている。
トランプの敗者は犠牲になる。
それを防ぎたかったらゲーム中に
「参加してないお前は棄権と見なしてビリ決定な!」と叫ぶこと
[KP情報]たくさんトランプをしたい場合は「〇ゲーム目のゲーム中に」など適宜文面を変えてよい。ただし毎回ビリの者にSANcが入る。ゲームを始めたら以下の描写。
探索者は不気味さを感じながらも次のゲームの準備をする。カードを配っていると、またあの足音が聞こえ始めた。
分岐
①ゲーム中に「参加してないお前は棄権と見なしてビリ決定な!」と叫ぶ場合→エンドA:邪魔者は去ったへ
②普通に2ゲーム目を終えてしまった→エンドB:ゲーム終了へ
エンドA:邪魔者は去った
探索者が叫ぶと、部屋の中に居た得体の知れない気配は跡形もなく消えた。あれがなんだったのか、なにをしようとしていたのか、今となってはなにもわからない。
とにかく、もうこの部屋は安全だ。ゲームの続きをしても、やめて酒盛りをしても、探索者たちの自由なのだ。
生還報酬
SAN回復 1d4
エンドB:ゲーム終了
探索者は紙の内容を無視して普通にゲームを終えた。足音が周囲を回り始める。順位が決まる。気配がビリだった者の後ろでピタ、と止まる。
その瞬間、[ビリだった探索者の名前]の体が浮かび上がる。まるで大きな何かに持ち上げられているかのようだった。宙づりになった[ビリだった探索者の名前]の腹から血が流れだし、服の上からでもわかるくらい穴が空いたかと思うと、ずるりと内臓が引き出された。そのまま[ビリだった探索者の名前]の内臓は空中で消えていく。まだ新鮮さが残るはらわたは、まるで何かに食われているかのように、じゃくじゃくと、音を立てながら消えていった。
☆突如として起きた惨劇にSANc(1/1d4+1)
残った者たちは半狂乱で部屋から逃げ出すことになるだろう。無人の空間に残るのは[ビリだった探索者の名前]の凄惨な死体だけだった。
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このゲームでビリだった探索者のみロスト
余談・宣伝
トランプだと大富豪が一番好きです。
他のシナリオはもっとちゃんとしてるのでよろしかったらご覧ください。
21.06.23 ヴォンボ(@deitoro)