冬に備えろ!最強映画ランキング2015 その2

こんばんは!二度とママに会えると思うな。引き続き便所以下のランキング記事を書いていきたいと思います。
前回の記事はこちら
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前回の記事でお題募集をかけたところ、早速以下のようなコメントが届きました!ありがとうございます!
映画ランキング企画、ドンドンやって下さい!!お題なら数打ちゃ当たるでバンバン考えますので!!
ミュージカル映画ベスト3
勧善懲悪スカッとする映画ベスト3
「この俳優、この監督のベスト」を数人分
うう、眠いのでまた送ります…

眠気と戦う最後の力を振り絞って送ってくださったのがひしひしと伝わる名文です。寝ろよ!!寝て明日送ってくれるのでいいよ!!しかし送って頂いたこの命無駄にするわけにいかないので挙げてくださった3つのお題は全てやらせていただこうと思います。
というわけで!
今日は!
過小評価されすぎ映画ベスト3
ミュージカル映画ベスト3

をやっていきたいと思います!よろしくぅ!
何度も言いますがこのランキングは個人の見解ですので文句を言われても地殻変動を起こして都市を壊滅させることしかできません。
大丈夫な方は続きからどうぞ


寒い時代だと思わんか…
過小評価されすぎ映画ベスト3
どう見てもゴミ同然の映画を「神!」「傑作!」と持ち上げる奴らの頭を一人ずつブロックで叩き割る血塗られた日々。映画ファンになった以上、このような鮮血の世界に身をおくことは異議はありません。しかしどうでしょう。これぞ傑作と天に感謝していると、不意に背筋も凍るような気配を感じるときがありませんか。振り返るとそこにはブロックを持った大勢の人だかりが…そうです。今度は貴方の番です。でもめげる必要はありません!ブロックで頭を潰されたぐらいでなんだっていうんです!たかがメインカメラをやられただけでしょう!!
第3位 CASSHERN(2004)
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う、うん…
あれっこれクソ映画ランキング?おかしいななんだこれ…俺は…キオクガ…ヴヴ…
冗談はさておき冗談じゃなくダルくて意味わからん映画だけど実は私これ好きだしぶっちゃけるとGOEMONも結構好きだからおめーが紀里谷好きなだけだろ!と言われたらぐうの音も出ない。(出ない)
でも同時期に公開された伝説のクソ映画『デビルマン』とか『キューティハニー』とかと同列にクソのパック詰めみたいに語られるのは解せない!CASSHERNはカットひとつひとつがかっこいいし全然伝わんねーけどなんかテーマがあったんだろうなって感じがするでしょ!音楽もよかったし!映画としてはギリギリ成立してると思う!いやしてないかな…してない!でもしてない界の中ではしてるほうじゃん?
要するに紀里谷監督の最新作『ラスト・ナイツ』応援してます!
第2位 ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士(2009)
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『ミレニアム』シリーズの完結編。
『ミレニアム』はスウェーデンのミステリー映画で、同題の大ヒット小説を原作としています。第1作目の『ドラゴンタトゥーの女』はハリウッドでリメイクもされました。(ミスキャスト丸出しだったけど)
この一連の映画は貴重な「全部面白い」シリーズものなのでリメイク版で知った方は是非スウェーデン版を一気借りして観てほしいと思います。
で、そんだけヒットしたなら過小評価じゃないんじゃないのって話ですが、私が言いたいのは「1作目ばっか注目されすぎじゃない!?」という点。
原作の作者が亡くなった以上、書きかけで残っているとされる4作目が仕上がることは確実になく、映画としてはどうしてもこの3作目でうまくオチなきゃいけないわけです。元のストーリーがあるとは言え「もうちょっとがんばるぞい」という気持ちで書いたものを「これで終わるぞい!」にするには大変な工夫が必要だと思われます。
で、この『ミレニアム3』はそれを結構ぱるっとうまくまとめてくれているわけです。事件ラインとリスベットのライン、リスベットとミカエルの二人のラインを時間内に形をつけて「はい!こうです!」と見せてくれます。たしかにちょっと急ぎ足な感じもありますが、これまでシリーズを観てきた側にとっては納得の出来る終わり方だと思います。
これを読んで気になった方がいらっしゃったら是非1から観てくださいね!
第1位 栄光のル・マン(1971)
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マックィーンの失敗作。
スティーブ・マックィーンが自ら主演・企画を務めたカーレース映画。
その名のとおりル・マンの24時間耐久レースを舞台にしておりレースシーンの迫力とドライバーの描写が素晴らしい一本です。と、言うのもこの映画は登場人物たちのセリフが大変少なく、人間関係や彼らのやりとり、いわゆるヒューマンドラマの「描写」が極力削られています。ポイントは「描写」が削られてるだけで「人間味」そのものが削られているわけではないという点です。
マックィーンがこだわったとおりレースシーンは非常に緻密かつセンセーショナルに描かれてるため、そのシーンが多い分おのずとそのマシンに乗る人間たちの覚悟や恐怖といったものが十分伝わってきます。つまり私一個人としてはマックィーンは正しかったと思うわけです。
が、アメリカを含む海外では「ただ単に車がブンブン走ってるシーンを延々観せられた」みたいな評価であり興行的に大コケ、当時はマックィーンの趣味丸出しのクソ映画なんて認識だったそうです。そんな中、日本だけはこの映画がヒットしたわけですが、それも今は昔のことで、いったい現代にどれだけの人が『栄光のル・マン』を観てるんでしょう。そもそもカーアクション映画は観たことがあってもカーレース映画は観たことないって人もかなりの数に昇るんじゃないでしょうか。去年F1映画の『ラッシュ』が公開されましたがあれも酷い出来だったし…機会に恵まれないというのはあると思います。
というわけで「カーレース映画もがんばって!」という気持ちを込めてこれを1位に選ばせていただきました。おすすめです。


過小評価されすぎ映画、どうでしたか?貴方は何回私を叩き殺したでしょう。覚えておけよ。
さて次は気分を変えて鳥のように歌い、晴れやかな気持ちで読んでください!
ミュージカル映画ベスト3
古来より我が国では感極まると歌を詠むという文化がありました。三十一文字に己の気持ちを託し高らかに余情たっぷりに口ずさむ…。なんと豊かなひと時でしょう。そんな悠長なことやってるから殺られちまうんだ!とにかく踊れ!!歌え!!通行人にハミングさせろ!空気中にオーケストラを召喚しろ!ミュージカルは社会に突き立てられた中指です。現実で突然歌い出したらどうなります。SNSで晒されて最悪ブタ箱行きです。ミュージカルはそんな国家をファックしてくれるぜ!!
第3位 トミー(1975)
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精神崩壊ミュージカル。
一度は観てみてほしいニンゲンッテスゴイナアミュージカル。『オール・ザット・ジャズ』と悩んだけどそっちはこの前ツイッターでプレゼンしたばっかりなので今回は『トミー』にしました。
『トミー』の原作はなんと本でも舞台でもなくザ・フーのアルバムです。「トミー」はロック・オペラ・アルバムという収録された曲が一貫したストーリー性もしくはテーマ性を持ったアルバムであり、やろうと思えばミュージカルにできる…のですが、映像化したが最後、これがもう強制的に人の悪夢を見せ続けられてるような浮遊感と気持ち悪さが最高の1本になっています。
とは言いつつ、ストーリーがないわけじゃないので映像に根負けしてゲロさえ吐かなければ意外と楽しめる作品だと思います。シュール・不条理な映像を楽しみながら一応ミュージカル映画としても楽しめる良作です。ラストも綺麗に終わるしね。
ただ「いきなり精神崩壊するのはちょっと…」という人は『ロッキー・ホラー・ショー』もしくは先述の『オール・ザット・ジャズ』を観て自分がどれくらいのミュージカルで脳が死ぬのかテストしておいたほうがいいかもしれません。
第2位 ヘアー(1979)
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反戦ミュージカル映画の傑作。
ミュージカル映画っていうと歌って踊ってロマンチック!かシュールなアングラものが印象に残りがちですが、社会派ミュージカルも実は大変面白いジャンルの一つです。
『ヘアー』は田舎の青年と自由奔放なヒッピーたちの出会いと交流を描いたミュージカル映画で、ヒッピーの自由の象徴であり命でもある長い髪がタイトルの由来となっています。ヒッピーたちに振り回されながらもそこに温かさを感じる青年の歌あり笑いありの前半からの地獄のラストがお前を待ってるぜ!
いやテーマもはっきりしてるしメッセージも伝わるのであんまり後味の悪さを売りにしたくはないんだけど…初めて観たときに「えっえっうそちょっと待って」って言いまくった記憶が…こんなに重いボディブローで見送ってくれる反戦映画も早々ないと思います。
社会派ミュージカルに興味がある人、反戦映画を観たい人、胸糞映画を求めてる人、どの層にも満足していただけるかと思います。一度は観ていただきたい作品。
第1位 ジーザス・クライスト・スーパースター(1973)
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ヘアーを1位にしろ。
カルトサンドイッチじゃねぇか!ヘアーに失礼だろ!!しかし前の企画で『グリース』(観て)を紹介してしまった以上、繰り上がってこれが1位になるしかない。それくらい好きなミュージカルです。(グリース観て)
見てのとおりキリストの一生をロックロールでお送りするヤバめのミュージカル史劇(?)なのでキリストのことよく知らない人でもこれを観れば一発でロックンロールというわけです。
曲もダンスも怒涛の良曲揃いで頭の中で無限リピートされること間違いなし!当時の世界にブチ込まれる重火器やトラックなどのめちゃくちゃな演出も最高にかっこいいですよ。特に後半はスピード感もアップしてそっちの世界に引きこまれそうになる気持ちよさがあります。
などと色々しゃべって…私がミュージカル映画に本格的にハマったきっかけの一本でもあるのでひいき目で1位にしましたが、真面目にミュージカル映画を観たい人はヘアーのほうがいい気がしなくもないような。
~~~ここから言い訳~~~
ベストミュージカル映画をとりあえず好きなミュージカル映画と解釈してランキング付けしましたが、なんかすごく怒られそうなので一応他のミュージカルも挙げておきます。参考になったら幸いです。
☆ミュージカルを観たことがない、よくわからないという方におすすめ
『サウンド・オブ・ミュージック』『雨に唄えば』『マイ・フェア・レディ』『紳士は金髪がお好き』『王様と私』
☆古いのは苦手だけど、豪華で綺麗なミュージカルが観たい方におすすめ
『魔法にかけられて』『オペラ座の怪人』『ムーランルージュ』
☆つまんねぇのでやめておけミュージカル
『ハイスクールミュージカル』『ロックオブエイジス』『シカゴ』
(個人的には『ムーランルージュ』もここだけどロクサーヌタンゴアレンジが最高なのでやめた)


いかがでしたか?私は灯油が切れて7℃の部屋でこれを書いてるので途中からもうイヤになりました。冬だぞ!!もう冬が来るぞ!!
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というわけで次回は
勧善懲悪スカッとする映画ベスト3
「この俳優、この監督のベスト」を数人分
をお送りしたいと思います。よろしおす!!

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