デッドプール

観たよ
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デッドプール(原題:Deadpool)
公開年:2016年
監督:ティム・ミラー
主演:ライアン・レイノルズ
製作国:アメリカ
時間:108分
配給:20世紀FOX
ジャンル:アメコミ、アクション
鑑賞日:2016年6月4日
※現在公開中の映画です。ネタバレに注意。
続きで感想


【だいたいのこと】
X-MENの大人気キャラ、デッドプールの単独映画。詳しくはぐぐってくれよな!

【かんそー】
紆余曲折を経て遂に公開までこぎつけた劇場版デッドプール。
私はデップーのこと熱心に追ってるファンじゃないけど映画と言われたら観にいくしかないでしょう。
リードも出るかもしれないしね!(ネタバレ:出ませんでした)
下品なジョークや過激なアクションはもちろんありましたが、話の展開だけ追っていくと
因縁の相手を追うデッドプール(現在の状況説明)

なぜウェイドはデッドプールになったのか(恋人・因縁の相手・能力の説明)

恋人を連れ去る因縁の相手(メインイベント)

最終対決・勝利(大団円)
と、ものすごく王道なので、20年くらい前の良きアクション映画に通ずる親切アンドシンプルな良作って感じでした。変なウジウジとか真のエンドは鑑賞者それぞれに――みたいなカスもなく、本当に俺が殺らねば誰が殺るのスピリッツが光る映画です。
だらだらやってないで2時間未満できっちりまとめてたのもTHE・親切って感じ。
あと個人的に最近の映画で脳が腐るほどやってる巨大な施設(なぜか飛行機がいっぱいある)を引きで撮ってドゥア~~ン!っていうシーンが1秒もなかったのがマジで良かった本当に良かった。ありがとうな。
既に続編が決定しているにも関わらず、これはこれでちゃんと1本の話として完結してるのもありがたい。
そういうわけでエンターテイメントアメコミ映画としてはかなり完成されてると思います。
でも「デッドプール」の映画だと思うとちょっと小奇麗すぎかなって感じが否めません。ギリアム作品みたくなるのかと思ってた。
卒のない展開とそつのないバトル、そつのない下品なジョーク、そつのないグロ…事前に散々出回ってる「デッドプールってこんなヤバイヤツ」って情報を全部入れて、かつデップーってキャラ気になってたんだよね!という層を引かせない程度に調整してるという印象を受けました。もちろん映画作品として出した以上、それは一番大事なことだし文句ありません。むしろここまで未来のデップーファンを満足させるような具合にしたのはすごいと思います。
ただデップーがどんだけクソ野郎で、頭がおかしくて、乙女チックで、気の毒なヤツか多少なりとも知ってる層にとってはたぶん、結構な確率で物足りなかったのではないかと…(でもボブが出てきたり、ちゃんと原作ファンサービスもあります)
映画のデップーはよくしゃべりよく殺すだけで頭は正常っぽいし。
まあめんどくさいことは置いておいて、昨今のアメコミ映画の中では群を抜いて誠実で、面白い映画であることは間違いありません。ただでさえ続編ものが多くてうんざりしてる時期だろうし、アメコミ映画に嫌気が差してる人はデッドプールを観てワンショットものの面白さをもう一度味わってほしいと思います。
アメコミファンは黙ってBvS観てような。


【評価】
おもしろさ:☆☆☆☆
画の綺麗さ:☆☆☆
テンポの良さ:☆☆☆☆
キャラの良さ:☆☆☆☆
コロッサスにゃん:☆☆☆☆☆
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