セイッセイッ
オルゴール
公開年：１９８９年
監督：黒土三男
主演：長渕剛
製作国：日本
時間：１０６分
配給：東映
ジャンル：任侠
鑑賞日：２０１６年４月１３日
続きで感想
【だいたいのこと】
孤独でアウトローなヤクザ神崎（長渕）は、妹のきよときよの婚約者の翔と３人暮らし。
自分を慕う翔と面倒見のいいきよは神崎にとってかけがえのないものだった。
神崎は元妻に奪われた一人息子の蓮がどうしても気がかりで、次第に蓮に会う時間を作るようになる。
しかしその間、神崎を狙う対立組織「阿南連合」は彼の家族であるきよと翔を狙っていた…
【かんそー】
テレビドラマ『とんぼ』の世界観を踏襲した映画だそうです。
私は『とんぼ』を見てない（世代でもないし）のでまったく事前情報を得てなかったのですが、気にせず観ることができました。まあ途中「え？」って展開もあったけどなんかノリと雰囲気で越えていけるっていうか明日の光を身体に浴びて振り返らずにそのまま行けばよいっていうか…
先に言っておくとてんで暗いです。
ハッピーお天気ヤクザものにありがちな弱きものを助けるために敵の組に乗り込んで勝つ的なことは一切なく、長渕は全て後手。ピンチを切り抜ける能力はありますがピンチを察知する能力はゼロで、結果なにも救えずに終わります。
さらにイヤなのがそれでも長渕が命を賭して戦って死んで終わるわけでもないってとこ。長渕はおめおめと生き残ってエンド。なんとなくハッピーエンドっぽく終わってるけどなにも解決してない。そういうじめっとした暗さのある映画です。
前半で翔くんときよちゃんが結婚式の予定を立てるキャッキャウフフとか、三人で楽しそうに生活してるシーンとかをふんだんに出してるので最後の畳み掛けるような絶望展開はわりと好きですが、まあそんな…そこまで面白いかというと…？
そもそも私髪長いときの長渕のほうが好きだし…
【評価】
おもしろさ：☆☆☆
画の綺麗さ：☆☆
テンポの良さ：☆☆
キャラの良さ：☆☆☆
ウォータームーン観よっか：☆☆☆☆☆
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