勝利への脱出

軍服!サッカー!
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勝利への脱出(原題:Escape to Victory)
公開年:1981年
監督:ジョン・ヒューストン
主演:シルベスター・スタローン
製作国:アメリカ
時間:110分
ジャンル:スポーツ、戦争
鑑賞日:2015年7月26日
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【だいたいのこと】
第二次大戦下、ドイツ軍の捕虜収容所で連合軍の捕虜たちはサッカーをして暇をつぶしていた。彼らの素人サッカーを熱心に指導してたイギリス軍大尉コルビーは、ある日ドイツ軍将校シュタイナーに連合軍選手とドイツ軍選手の親善試合を申し込まれる。シュタイナーは大のサッカー好きで「争いごとはサッカーで解決するべきだ」とまで言い切った。コルビー大尉はその申し出を受け入れ、捕虜の中かからサッカーのセンスがある者や大戦前はサッカー選手だった者を集めて連合軍捕虜チームを結成する。
しかし、この親善試合を恰好の脱出の機会だと考えたイギリス軍上官たちはコルビーに脱出作戦に協力するよう働きかける。選手のアメリカ軍軍曹ハッチもこの脱走作戦のためにチームに加わったのだった。
【かんそー】
軍人×サッカーというご褒美コラボ映画。
ストーリーもテンポもいいけどまずはこれがポイントです。ドイツ軍人もイギリス軍人もたっぷり見れます。
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アメリカ軍はあまり出てこないけど主役のハッチがスタローンなのでアメリカ軍人50人分くらい賄ってます。
そしてあのペレが連合軍チームの主力選手を演じてるんです!ペレと言えば私でも顔と名前を知ってるくらいの選手なのでよくわかんないけどテンション上がります!実際上手い(当たり前)。おそらくイギリス軍って設定だったと思います。
他にもオズワルド・アルディレスやボビー・ムーアなど本当のサッカー選手が多数出演してますが、申し訳ないけどペレくらいしか知らなかった…演技に関しては特に気になりませんでした。そもそも演技力で魅せる映画じゃないし、プレイシーンがかっこよければ問題ない。
この映画の面白いところはスタローンが銃を乱射しない連合軍選手でありながらサッカーには消極的という点ですね。普通なら主人公が「サッカーやろうぜ!」で脱出に心なびいてるメンバーをまとめるっていう流れでしょうが、スタローン演じるハッチは最初から「俺は脱出するためにチームに入る」と宣言してしまいます。
だからこそ最後の試合を取るか、脱出を取るかという葛藤が活きてくるんですけどね。
ストーリーはこれ以上書くとネタバレしかないのでやめますけど(若干すでにネタバレってるけど)
ともかくテンポがいいしキャラ一人ひとりも魅力的なのでぜひ見てほしいです。
特にどちらの側にも「大戦前は選手だった」とか「大戦前はただのサッカーファンだった」とかがあって今こうして軍服を着て殺しあってるけど戦争がはじまる前はみんな変わらないフツーの人たちだったんだなあっていうのがすごく良くて…
強制労働でボロボロのガリガリになってる奴が実は元スター選手だったとかさ…ほんとに…
そういうわけで軍人・サッカー・スタローンのどれか一つでも好きな方にはおすすめです!
軍人好きだけど暗い戦争映画はちょっと…っていう方にもいいと思います。
(まあモデルとなった実際の試合は連合軍選手の大半が処刑されてしまったらしいけど…)


【評価】
おもしろさ:☆☆☆☆
画の綺麗さ:☆☆☆
テンポの良さ:☆☆☆
キャラの良さ:☆☆☆☆☆
サッカーしようぜ!:☆☆☆☆☆
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