AKIRA

更新サボりすぎぃ!
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AKIRA
公開年:1988年
監督:大友克洋
主演:岩田光央(声)
製作国:日本
時間:124分
配給:東宝
ジャンル:アニメ、SF、バイオレンス
鑑賞日:2016年1月10日
続きで感想


【だいたいのこと】
2020年に東京オリンピックを控えた2019年の東京、ある日金田はいつもどおり鉄雄を含む数人の仲間たちとバイクでハイウェイを駆け回っていた。都内は反政府ゲリラと軍部が絶えず衝突し治安悪化の一途を辿っており、その日ゲリラは軍の超能力研究所から一人の男の子を誘拐していた。金田たちとはぐれた鉄雄はその男の子と事故を起こしてしまい、やがてそれをきっかけに超能力に目覚め始める。能力におぼれて凶暴化する鉄雄を見た金田は…
【かんそー】
ランキング企画の途中ですが例によって感想記事を書くのをサボっていたのでしばらく(といっても数本だが)1本ずつ消化していきます…。申し訳ない。
というわけでトラウマ製造機として名高いAKIRA。
口を酸っぱくして言ってるけどアニメ映画なら『AKIRA』『うる星やつら ビューティフルドリーマー』だけでも絶対観てほしい。十年くらいこの項目は更新されてません。ネズミーとか海外アニメ映画もひっくるめてです。
で、後者のビューティフルドリーマーとは違ってテレビシリーズの劇場版などではなく、単発のアニメ映画として出されたのがこの『AKIRA』です。そんなわけで事前に予習する必要もなくて超お手軽に見れるから是非に。
『AKIRA』は当時の日本はもちろん世界中で大ヒットしたSFアクションです。緻密なデザインと信じられないくらいヌルヌル動く作画怖いBGM暗い展開グロ、ホラー、バイオレンスといろんなものがてんこ盛りだったため当時のサブカル的な業界の人たちの間では超話題になったらしく、今でも根強いファンが存在します。
ちなみにスパイダーマン等でおなじみのマーベルコミックにもAKIRAショックを取り上げた短編(たしかwhat the シリーズ)が載ってました。
私がこの映画を好きな理由はやっぱり「一本の映画としてまとまってる」っていう点。2時間のうちにちゃんと話が始まって話が終わるのはとにもかくにも一番重要なことだと思います。
この映画は2時間という時間の制約の中できちんと組みなおされており、平行して進む組織ごとの話やキャラクターの動きがしっかり機能しています。原作では第三勢力となるミヤコ教をバッサリカットして「鉄雄と金田(+軍)」に焦点を当ててるのもすばらしいし、思い切ってる(かなり対立構造が変わるので)と思います。もちろん長い原作と比べれば駆け足だしメインキャラの出番をがっつり減らしてたりしますが、なんとか2時間内にオチをつける!という方向でがんばった結果がこれだと思うと納得できる範囲です。
ただこういうバランスの取り方は監督と脚本が原作者の大友先生だったからできたのかなと…普通のコミック劇場化では原作者がそのまま監督になるってほとんどないから(っていうかAKIRA以外にあるのか?)どだい無理な話なのかもしれない。
大事なのは原作者が監督になると良いのかもという話であって大友先生に監督の才能があるとは言ってないということです。(実写蟲師を見ながら)
で、ここまで一切ストーリーについて具体的な話をしてないのはやっぱり観てほしいからで…ちょうど現実の時事と被ってるからどっかで配信してるかもしれないし、レンタルでも安いと思うので是非どうか観てください。
特に二次でも一次でも創作してる人にはとてもいい刺激になると思います。構図もろもろ含め。


とりあえずバイクシーンだけ貼っておくからだまされたと思って観てみてちょ。


【評価】
おもしろさ:☆☆☆☆☆
画の綺麗さ:☆☆☆☆☆
テンポの良さ:☆☆☆☆
キャラの良さ:☆☆☆☆
さんを:☆☆☆☆☆
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