リッグス～～
リーサル・ウェポン２/炎の約束（原題：Lethal Weapon 2）
公開年：１９８９年
監督：リチャード・ドナー
主演：メル・ギブソン
製作国：アメリカ
時間：１１４分
配給：ワーナー・ブラザーズ
ジャンル：アクション
鑑賞日：２０１６年１月１５日
続きで感想
【だいたいのこと】
１のアレソレからすっかりマータフになついたリッグスは毎日元気にロサンゼルスの犯罪者を追い掛け回していた。しかしある夜カーチェイスの末、犯人たちが大量の金貨を運搬していたことを発見したリッグスとマータフは、一連の銃乱射事件とこの金貨に南アフリカ総領事が関わってると突き止めた。これ以上の捜査は外交問題に発展すると再三警告されるも、リッグスとマータフは事件の真相を追う――
【かんそー】
『リーサル・ウェポン』シリーズはアクション映画でたまにある２で元気いっぱい映画です。３が死んでる映画とも言う。
１がシリアスめの設定とそれなりに凝った脚本でヒットすると、なぜかひたすら元気いっぱいな続編が作られることがあります。１が骨太アクションなら２は超娯楽アクションで、どちらも面白い。１派か２派かは完全に個人の好みって感じです。
マッドマックスとかダイハードとかランボーも（私の中では）この部類で、どれも１が好きなので、お察しのとおり『リーサル・ウェポン』も１のほうが好きなんですが、それはそれとして娯楽アクションとして２はかなり面白い作品であります。
そも、『リーサル・ウェポン』は１で熟練の刑事マータフが移動してきた若い刑事リッグスと組まされるところから始まります。１のリッグスは死にたがりの凶暴な野良犬みたいな奴でしたが、マータフと行動してる間に次第に心を開き始め彼のワンコ相棒になるわけです。そういうのがあってからの２なのでリッグスのマータフ対するなつきっぷりに「よかったね…よかったね…」とほほえましく観れるのが一点。ここは大きな魅力です。だからまぁ～～できれば１から観るのがベストだと思いますが、私自身初めて観たのは２のほうで、しっかり楽しめたので別に２からでも全然ＯＫです。（結局２→１→２って見直したけど）
で、なんで２からでも楽しめるのかっていうと、そりゃ１と全然話が関係ないからです。二人はもう仲良しだし、リッグスは暗い狂った男でもないし、国を飛び越えてでかいヤマを追わなきゃいけないから１をずるずる引きずるヒマがありません。コメディシーンも多めになっていて１より断然軽快な印象です。ただ人はめちゃくちゃ死ぬ。
若干１と関係する部分はありますが（奥さんのこととか）それは作中でそれとなく説明してくれるのでまったくワカランということにはならないはず。
わかりやすい伏線や悪党の憎たらしさの描写、ラストのスッキリ感など楽しめるポイントはたくさんあるのでとりあえず『リーサル・ウェポン２』から観るってことになっても全然大丈夫です。おそらく。
っていうか１は結構暗いので（コメディっぽいとこもあるにはある）楽しいアクションが好きな人はいっそ２だけのほうがいいかもしれない。
とにかくリッグスはマータフになついただけで基本的に狂犬ってとこがいいんですよ。
すぐ無茶するしやりすぎるし、マータフが怒るからギリギリ一線を越えないって感じ…。
マータフも説教ポジだけどがっちがちのマニュアル人間じゃなくてノリノリのときはノリノリなのがかわいい…
バディもの好きなら観てほしい！です！
【評価】
おもしろさ：☆☆☆☆
画の綺麗さ：☆☆☆
テンポの良さ：☆☆☆☆
キャラの良さ：☆☆☆☆☆
マータフすっき：☆☆☆☆☆
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