幕末太陽傳

ほい
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幕末太陽傳
公開年:1957年
監督:川島雄三
主演:フランキー堺
製作国:日本
時間:110分
配給:日活
ジャンル:時代劇、群像劇、コメディ
鑑賞日:2015年5月22日
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【だいたいのこと】
1957年に日活から出た幕末群像劇。
日活創立100周年記念の際にデジタルリマスター版で再び上映された。
その際ポスターも一新され、DVDのパッケージもそちらが採用された。
公式サイトもあるけどなんかうまく表示されない。
【かんそー】
かなり有名な日活の映画らしいんですがまだ観てなかったのでこれを機に視聴。
時は文久2年(1863年)、品川にある遊郭旅籠『相模屋』を舞台に繰り広げられる群像劇です。
無一文のまま相模屋で豪遊した謎の男左平次を中心に
相模屋でトップを争う二人の遊女おそめとおはる、
相模屋の放蕩息子徳三郎、借金のカタに働かされてるおひさ、
さらには英国公使館焼き討ちのために潜伏している高杉晋作率いる長州藩士まで
同時進行でそれぞれの物語が進行していきます。
群像劇大好きなのでかなり楽しめました。テンポもいいしなんとなく切ないのもいい。
とりあえず目を引くのは石原裕次郎演じる高杉晋作。
裕次郎にしては結構脇役なんですが特に好きじゃないので丁度よかったです。
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どことなく気だるげでミステリアス、でも男気はある、という典型的高杉晋作。
例のアレも歌ってくれるし例のアレも弾いてくれます。
ほぼ名前が出てこないのにびっくりするほど高杉晋作オブ高杉晋作でした。
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一部の方向けに晋作の刀グラビアシーンも紹介。
晋作の刀と言えば安芸国佐伯荘藤原貞安ですが
劇中で差してる姿を見る限りかなり長めだったのでこれもたぶん貞安という設定なのでは。
高杉春風ってめっちゃ自分の名前入ってるけど…実物もそうなのかな。
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小林旭の久坂玄瑞を始め聞多、俊輔、又兵衛なども出ます。
色んな人物の成り行きが絡み合って話がぽこぽこ進んで行くのがとても面白い作品でした。
所作やセットも忠実に再現しているらしいので資料としてももってこいかも。
元ネタに複数の落語が使われてるのでそっちも聞きたいです。
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全然他意はないんですけど、このシーン、高杉が先に風呂に入ってて、
あとから来た左平次(高杉の連れでもなんでもない)が普通に入ってきて、
高杉もそれに怒らないし全然気にしてなくて、あの、
この風呂1~2人用くらいのサイズなんですけど、当時はこれが普通なんですか(震え)
ちなみに桂小五郎は出ません!


【評価】(各☆5つで満点)
おもしろさ:☆☆☆☆
画の綺麗さ:☆☆☆
テンポの良さ:☆☆☆☆
キャラの良さ:☆☆☆☆
晋作度高杉:☆☆☆☆☆
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