刑事グラハム/凍りついた欲望(レッド・ドラゴン/レクター博士の沈黙)

ブームに乗ろう!
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刑事グラハム/凍りついた欲望(原題:Manhunter)
公開年:1988年
監督:マイケル・マン
主演:ウィリアム・ピーターセン
製作国:アメリカ
時間:119分
配給:デ・ラウエンターテイメントグループ
ジャンル:サスペンス、アクション
鑑賞日:2014年2月17日
続きで感想


【だいたいのこと】
トマス・ハリス原作『レッドドラゴン』の映画化。
ハンニバル・レクターを逮捕した刑事グレアムは一線から退いていたが
連続した一家惨殺事件を解決するため再び現場に戻った。
しかし犯人の思惑がつかめないグレアムはレクター博士に助けを求めてしまい…
【かんそー】
レクター博士関連の映画化は非常に多いのでよくわからんと思うんですが
作中の時系列順に並べると
『ハンニバルライジング』
『ハンニバル(ドラマ版)』
『レッドドラゴン』
『刑事グラハム/凍りついた欲望』
『羊たちの沈黙』
『ハンニバル』
だと思われます。(まだあるかな…?)
最近大きなお友達に人気なドラマ版は2002年公開の『レッドドラゴン』の三年前と明言してますね。『レッドドラゴン』と『刑事グラハム~』は原作は同じレッドドラゴンですが『刑事グラハム~』のほうは回想が無いのでとりあえず後にしておきました。また『刑事グラハム/凍りついた欲望』は『羊たちの沈黙』と同シリーズであることをアピールするために後々『レッドドラゴン/レクター博士の沈黙』に改題されました。字幕はグラハムからグレアムに修正されています。
羊たちの沈黙以外どうでもいいけどな。
と、いうのを踏まえて感想。
昔観たきりだったのでとりあえずよく考えたらグレアムCSIのグリッソムじゃんって思いました。わけぇ~!グリッソムわけぇ~!レクター博士もXメン2のウィリアムストライカーだからスゴイネ!
話は羊たちの沈黙には劣るもののそこそこ面白いです。
ただ公開当時のことを考えるとかなり原作ファン向けじゃないかなあ…
今は既にレクター博士が有名になってるので遡及的に作品を追う形になるので気になりませんが
実際はこれが劇場1作目なんです。なので当時の人は原作を読んでないとよくわからんかったのでは…
作中だとレクター博士は会話に頻繁に登場しますし実際本人もちょっと出てくるのですが
具体的にどんな人間なのかはまったく言及されてません。
連続殺人鬼だったという情報だけで食べちゃってたとかは一切なし。
だからなんでみんなあんなレクター博士を特別扱いしてるかわからないつくりになってます。
グレアムが主体なので思い出したくない記憶としてあえて出さなかったのかも?
それと印象深いカットがかなり多いです。
冒頭の海とかレクター博士に会ったあとグレアムが逃げるシーンとか
ちょっとキモいカットを挟み込むことで全体的に不気味な雰囲気が出てる感じ。
グレアムもずっと精神不安定なのでそれとマッチしててなおさらキモい。(褒めてる)
あと敵のアレね。半分だけ被っちゃってるやつね。
んで、個人的にお気に入りなのが終わり方。
犯人も倒したし家族のとこに帰ってこれたしカメも産まれたしハッピーハッピー!
な感じで終わるんですが、犯人宅に向かうときの弾を込めるシーンで
最初からグレアムが逮捕ではなく殺すつもりでいるのがわかります。
つまり家族の下に帰ってきたと見せかけて、実はもうレクター側の人間になっちゃってるんですよね。そこがとても好きです。
ここまで言っておいてなんですが詳しいとこは実際に観てほしいですな…
今回はドラマ版で再びレクター博士が注目されているので
過去作の紹介記事を書きたいな~と思い観直してみました。
ドラマ追ってる人はヒマなときにでも観てみてください!


【評価】
おもしろさ:☆☆☆☆
画の綺麗さ:☆☆☆☆
テンポの良さ:☆☆☆☆
キャラの良さ:☆☆☆☆
博士のくつした:☆☆☆☆☆
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