椿三十郎

お久しぶりです
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椿三十郎
公開年:1962年
監督:黒澤明
主演:三船敏郎
製作国:日本
時間:96分
配給:東方
ジャンル:時代劇、アクション
鑑賞日:2015年2月14日
続きで感想


【だいたいのこと】
そろそろ四十郎(後のアラサーである)
【かんそー】
お久しぶりです。あけましておめでとうございます。
1月は色々忙しくて死んでいましたがまた映画感想を書いていきたいと思ってます。
年が変わって一発目なのでフレッシュ椿三十郎!オリジナル版!
1962年というとファンタスティックフォー連載開始の翌年なので
どれだけフレッシュかわかっていただけるかと思います。あ゛?
この作品は『七人の侍』『羅生門』などと並ぶ黒澤明の代表作ですね。
リメイク版も含めて既に観た方もたくさん居ると思います。私も2回目か3回目くらい。
知らない人も「椿三十郎…もうそろそろ四十郎ですが」というセリフは聞き覚えがあるのでは。
『用心棒』の続編とされていることでも有名です。(明言はされていない)
時は江戸時代、9人の若侍が次席家老の汚職を暴こうと勇んでいるとふらりと浪人が現れる。
汚い身なりだが若侍たちの軽率さを鋭く指摘し、刀捌きも一流の腕を見せた。
若侍たちはこの浪人についていこうと決めるが…というのが大体のあらまし。
この謎の浪人が椿三十郎(三船敏郎)で言うまでもなく超かっこいい。
『用心棒』と比べると『椿三十郎』のときはかなり丸くなってて
若侍たちに呆れたり怒ったり、一緒に喜んだりと愛嬌があります。そこがまたよい。
なので私は時系列も『用心棒』→『椿三十郎』なのかなって思うんですけど
『用心棒』のときは子ども絡みじゃなかったから冷め気味だっただけかもしれないし
そうだったらそうだったでまた熱いんですが非公式設定をこじらせるのは止そう。(自戒)
んで、この作品一番の魅力はひたすらテンポが良いこと。
良すぎてちょっと「お?」ってなるとこもなくはないですが、まさに大活劇!って感じで
観てるとわくわくドキドキという表現がぴったりきます。
あれこれ小細工して戦局を覆していく中でたまに三十郎の腕前が光る戦闘が入り
全体を通してバランスがいいというか、息切れせずに見れます。息切れしないの大事!
おい!わかってんのか!ノーラン!おい!し、死んでる…
また三十郎のキャラ設定もとてもCOOLでして
・汚い身なりで一見まぬけだが実はものすごく強い
・口が悪いが実は情に厚い
・殺生を重く受け止めているが普段はそんなところを見せない
という我が国2000年の歴史の中で培ってきた厨二心を鷲づかみにする盛り具合、
むしろ何年経っても変わらないんだなこの国は…という一種の悲哀さえ感じられるこの
かっこよさは若い子にも絶対ウケると思ってるので是非観てください。(?)
対照的なキレ者のライバルも出るからよろしくな!


【評価】最大☆5
おもしろさ:☆☆☆☆
画の綺麗さ:☆☆☆
テンポの良さ:☆☆☆☆☆
キャラの良さ:☆☆☆☆
聞き取りやすさ(大事):☆☆☆☆☆
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