オーシャンズ

ほい
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オーシャンズ(原題:Océans)
公開年:2009年
監督:ジャック・ペラン、ジャック・クルーゾ
主演:ジャック・ペラン(ナレーション)
製作国:フランス
時間:117分
ジャンル:ドキュメンタリー、動物、自然
鑑賞日:2014年12月22日
続きで感想


【だいたいのこと】
多少のガッカリは仕方ない
【かんそー】
大晦日の更新が書き忘れてた映画の感想で申し訳ないんですが
今年観た映画は今年のうちにということで滑り込み更新。
海の生き物を題材にしたフランスのドキュメンタリー映画です。
映像美が素晴らしく、海洋生物たちの貴重な瞬間を捉えているので
よくテレビ番組でも引用されてますよね。
映像はとても高い評価を受けている映画です。
うーん、大した映画じゃないけど言うことがいっぱいあって困る。
まず先ほど述べたように映像が素晴らしいです。
1シーン1シーンが絵画のようで、撮り方・画面構成はさすがフランス人のセンスだなと思いました。
鳥が亀を襲うシーンでわざと鳥より鳥の影を多く映したり、海を割るように進む船のシーンだったり
ともかく観てて気持ちいい幻想的な画が終始続きます。
さすがフランス人のセンスは違うなと思いました。
前に同じく自然と動物をテーマにしたイギリス映画ネイチャーを紹介しましたが
1つの映像を撮るときに力を入れる部分にやっぱり違いが感じられます。
わかりやすさより美しさを取る、それがフランス人のセンスですね。
あと面白かったのはネイチャーだと映してる動物の名前が紹介されるんですが
オーシャンズはそんなことを一切せず、ナレーションはほぼしゃべりません。
しゃべったとしてもなんかよくわからないポエムです。
だから観てる側はこれがなんの動物なのかわからないままです。
フランス人のセンスですね。
個人的にはなんの動物か言ってほしいけどそれは単なる動物に対する興味で
映画は関係ないのでまあ…映画に集中させたいならなまじ説明しなくていいのかなあ。
そこに気づくとはさすがフランス人のセンスですね。
しかしそんな素敵な映像ならさぞやいい映画だったのだろうと思いがちですが
その、なんですか…この映画の言いたいことというか本筋というか…
後半から説教が始まるんですよね。ナレーションがね。
つまりこんな美しい生き物たちを殺す人間はアアンンン!!!(ワインを投げる)
ってことを言うための映画なんです。だから急に絶滅がどうしたとか残酷な漁の話になる。
まぁ得てしてドキュメンタリーというものはありのままの事実を追うと言いつつ
製作者側の意図が盛り込まれるものですから当然っちゃ当然ですし、それが悪いとも思いません。
ただあまりにも唐突でお粗末な入り方なので観てて興醒めなんです。
そんな直接的に言わなくてもこんだけ綺麗な映像を撮ったんだから
それだけでも多少の影響力はあったでしょうに、
なんか逆に綺麗な映像をダシに使われたようでいい気分じゃないです。
でももしかしたらそこがフランス人のセンスなのかもしれない…?
いや表現の妙、ストーリー立ての独特さ、よく考えたら全部がフランス人のセンスだ。
あれ~~~~おかしいな?なんだこの映画は?と私は思いましたよ。
でもトットットットッ…聞こえるんだよ。トットットットッ…
すぐそこに居る。
フランス人のセンスだ。あそこに居るんだ。
その瞬間グワ~~~~っとめまいがしてね。気絶、したんですよ。
あとからマネージャーに聞いたらね。彼言ってましたよ。
「稲川さん…あれ、フランス人のセンスだったんですよ」って。


【評価】
おもしろさ:☆☆
画の綺麗さ:☆☆☆☆
テンポの良さ:☆☆☆
キャラの良さ:-
来年もよろしくおねがいします。:☆☆☆☆☆
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