言の葉の庭

うーん…
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言の葉の庭
公開年:2013年
監督:新海誠
主演:入野自由(声)
制作国:日本
時間:46分
配給:東映映像事業部
ジャンル:アニメ、ヒューマンドラマ、青春
鑑賞日:2016年8月18日


【だいたいのこと】
以前から気になっていた作品がTVで放送されると知ったヴォンボは体の不調を感じながらもテレビをつけた。評判どおりの綺麗な作画とBGMで最初は楽しんでいたものの、次第になにも起こらないタイプのやつだこれと気づき、頭痛が増し、8度目のゲロを吐き、映画も終わりに差し掛かるころ、熱が38度を越え、のたうちまわりながら緊急外来へ運ばれた。なんと、ヴォンボは急性肝炎だったのだ―—
【かんそー】
そういうわけで入院する前最後に観た映画がこの『言の葉の庭』でした。
最悪の体調でしたが意識ははっきりしていたので、きっと元気なときに観ても同じ感想を持つだろうと書くことにしました。
とりあえず、なにも起こりません。
思春期真っ只中の主人公の男の子が公園で綺麗なお姉さんと仲良くなるも自分もお姉さんも少しばかり行き詰っていて、まあ交流を通したり通さなかったりでこうなんか乗り越える的なアレです。
これだけ読むと王道ヒューマンドラマ展開で、きれいな背景が加わればそりゃあもう良作なのではないか?となると思います。
命取りだゾ。
まずね、そういう平易な展開、王道な展開、あたかも日常を切り取ったかのようなストーリーを持ってきておいて、主人公の男の子(高校生)が靴作ってるのね。靴職人目指してるの。自分の靴も手作りなの。
居るか?そんな奴。
それで仲良くなる女の人が、昼間から公園でビール飲んでるいわゆる鬱で休職中の方で、しかも実は主人公の学校の古典の先生だったの。
あるか?そんなこと。
500000歩譲って主人公が弱冠17歳にして足フェチ靴製造マシーンなのはいいよ。でもだったら女の人のほうはもっと普通の設定にしろよ!!実は3年生の女子にクソビッチの噂を流されて休職中の先生だった…!とかもう、なん…?突飛すぎて「そ、そうか…」としかならないでしょ。ただでさえ主人公の謎設定に戸惑ってるのに。
先生じゃなくて、ただどこかの会社のどこかのOLとかでもだいぶ戸惑いが減るのに…
とにかくありふれた日常の中のちょっとした成長を描きたいのか、童貞の妄想みたいなファンタジー日常を描きたいのか、ほんとにどっちをやりたいのかわからなすぎて最後までムズムズする映画です。
たしかに作画はキレイだけど、映画館行ってこれだったら私は怒ります。
同監督の『秒速5センチメートル』を観たときも感想を書いてるんですが、あれは結構おもしろくて「ほかの作品も見たい」とか書いてますね…見た結果がこれだよ!
でも『秒速5センチメートル』は個人的にそこそこよかったので、もし新海監督の作品が気になってる方がいたらこちらのほうをおすすめします。
話を戻してこの『言の葉の庭』最大のイラつきポイント…すべてが終わりラストシーンの余韻がまだ残っているその瞬間…
この作品に登場する公園は新宿御苑がモデルですが、実際の公園では飲酒が禁止されています。
だったらモデルにするなよ!!キィーッ!!!!!!


【評価】
おもしろさ:☆☆
画の綺麗さ:☆☆☆☆☆
テンポの良さ:☆
キャラの良さ:☆
はいけい きれい:☆☆☆☆☆
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