クレージー作戦 くたばれ!無責任

責任もって
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クレージー作戦 くたばれ!無責任
公開年:1963年
監督:坪島孝
主演:植木等
製作国:日本
時間:92分
配給:東宝
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
鑑賞日:2015年7月17日
続きで感想


【だいたいのこと】
ハッスルハッスル!
【かんそー】
クレージーキャッツ主演映画の中のクレージー作戦シリーズの第二弾(紛らわしい)。
このクレージーキャッツ(特に植木等)の連作は他にも無責任シリーズや日本一シリーズもあり、どれも似た作風な上に数もたくさんあるのでよほど真剣にこのシリーズと向き合ってる人じゃないとどれを見たのかわからなくなる。と思う。
植木等はピンと来なくても『スーダラ節』なら知ってる人は多いんじゃなかろうか。
最近だと『20世紀少年』で主人公が口ずさむ歌として登場しました。「スイスイスーダララッタスラスラスイスイスーイ…」が印象的な歌です。


私はこの歌も好きです。

関係ないけど『バーンノーティス』の吹き替えだと各話の冒頭でマイケルが作品の説明を簡単にしてくれますがそのときに言う「ハイ、それまでョ」はこれが元ネタだと思われます。
ともかく、クレージーキャッツの歌と映画は日本の喜劇・コメディ史において超がつくほど重要なものなので覚えておいて損はないはず。特に映画の連発具合を見れば当時どれだけの人気があったかわかりますね。
で、くたばれ!無責任の話。
都内に建つ鶴亀製菓は、ついに新商品のハッスルコーラなるものを完成させた。このコーラは飲むとたちまちやる気が満ち、嫌な上司に食ってかかるのも朝飯前、文字通り異常なほどハッスルできる素晴らしい商品だった。しかしいざ売る段階となったらコーラに含まれるヤク的なものが役所の審査にひっかかり、コーラが出荷できない事態に。困った商品開発部はハッスルコーラ販売専門の子会社を設立し、田中太郎(植木等)を始めとする7人のつかえねー社員をそこに就任させ、倒産させることでコーラともども厄介払いすることにした。しかし、そんなことを知らない7人は犯罪めいたあの手この手でコーラを売ろうとして…
まぁこの大体のあらすじを見てわかるとおり完全にクレージーです。
しかもギャグも昭和のベタベタなものかと思いきやほとんど意味不明なシュールギャグの連発で(展開はベタなのにやってることはシュールという謎の状態)観てる側の精神状態が危うくなる恐ろしい作品です。
私は無責任シリーズのどれかも観ましたが基本的に精神が壊れますものすごいです。
モンティパイソンを好きな方なら気に入るかも…
おそらく、マトモな周囲が変な主人公に振り回されるコメディじゃなく登場人物全員クズかキチガイのパターンのコメディだから疲れるんだと思います。その分最高に笑いますけど。
また、先ほどのスーダラ節を始め、劇中でちまちまと色んな歌を歌ってくれるところも嬉しいです。
ミュージカル映画ではないので一曲をそんなに長くは歌ってくれませんが、まあ当時クレージーキャッツの歌は大流行してましたからファンサービスに近い感じなのかも。
それと誰が「くたばれ!無責任」なのかというところがラストでバーンとわかるのが個人的には「おお…!」てなりました。
(しかしアベンジャーズ2の次の更新がこれかよって感じだ…)
(本当はダーティハリーを挟んでるんだけど下書き消えた)


【評価】(各☆5つで満点)
おもしろさ:☆☆☆☆
画の綺麗さ:☆☆
テンポの良さ:☆☆☆☆
キャラの良さ:☆☆☆☆☆
東野英治郎の殺人的かわいさ:☆☆☆☆☆
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