スーサイド・スクワッド

見てきた!!!!
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スーサイド・スクワッド(原題:Suicide Squad)
公開年:2016年
監督:デヴィッド・エアー
主演:ウィル・スミス
制作国:アメリカ
時間:123分
配給:ワーナーブラザーズ
ジャンル:アメコミ、アクション
鑑賞日:2016年9月12日
※現在公開中の映画です。ネタバレに注意。
続きで感想


【だいたいのこと】
さよならMCU
【かんそー】
最高でした。
もうなんていうか最高すぎて今後一切アメコミ映画観たくないって思うくらい最高でしたこれを人生で最期に観たアメコミ映画にしたい。本当にありがとうございました。
とは言ってもBvS同様、私が面白かったからと言って手当たり次第に「スースク最高だから観ろ!」と言って回れるような映画じゃないのも事実です。
まずまあ~~説明ないよね!BvSはバットマンとスーパーマンという一応世間的にも知名度が高いヒーロー二人だから納得しなくもないけど、今回なんて初出キャラばっかで知名度も全然ないのに引くほど説明しない。
いや一応1キャラ10秒くらいの説明と会話の端々にホームタウンとか能力の説明があるんだけど、キャラ一人ひとりの設定がぶっ飛んでるから脳がついていかないと思う。
例えばキャプテンブーメランはブーメランを売り出したいおもちゃ会社にマスコットキャラクターとして雇われたんだけどクズなのでセントラルシティを守るヒーローフラッシュにちょっかいかけるヴィラン:キャプテンブーメランになったという経緯が原作ではあるんですが、そのへんをまったく説明せず(原作と設定を変えてるのか変えてないのかすらわからない)、
「こちらキャプテンブーメラン、ブーメランで攻撃するよ」
「えっブーメランで?なぜです?」
「キャプテンブーメランだからだよ!!殺すぞ!!!!」

みたいな勢いなんですよね。だからいちいち気にしてたらこっちの身が持たないです。もしこれから観に行く人が居たらキャラたちの設定に疑問を持っちゃだめですよ。脳が溶けますよ。原作オマージュのシーンとかところどころありますけどそれも唐突ですからね。
でもまあその知る権利を無視した徹底的な暴力によってテンポが異常によく、よくしゃべりよく殺し、よく飲む展開になってます。一番うれしかったのはこの部分ですね。やっぱ意味よりテンポだよね!(暴言)
真面目な話、登場人物が多いので経緯とかは省いて個々の能力と性格の描写を全面に出してキャラ分けに力を入れてたのは英断だと思います。スリップノットとか超目立ってたよね~!
内容に話が飛びますがデッドショットを主役に据えてたのもよかったです。てっきり誰が主役とかなくいっぱい集まっていっぱい殺す映画だと思ってたので、デッドショットという軸が見えてる安心感が一層ありがたく感じました。ハーレイも主役級の扱いだけどこっちは続編で掘り下げるんだろうなあって印象。ともかくデッドショットを含め、ヴィランにだって良心はある!と見せかけて良心があろうがヴィランはヴィラン。という現実を見てる側(=ヴィランの被害者になりうる一般人)に突きつけてる展開がアツいです。あんなことがあっても改心しないでやっぱり人殺しを続けるんだから、やっぱりヴィランはヴィランなんですよね。(まあ今後の展開でヒーローに転身とかになったら興ざめだけどあの雰囲気じゃならないと思う)
ところで前に映画のストーリーで「積み木をひとつずつ積んでいく構成のタイプ」という話をちょっとしましたが、スースクは「ここに積み木があるじゃろ?(ない)」みたいなタイプなので納得の行く構成とか綿密なストーリーとかそういうのはないですね…。特にラストバトルはキャラたちの心理描写に力を入れすぎてボス敵たちが「あ…それで死ぬんだ…」みたいな感じに…あの…
要するにイマジナリーフレンドならぬイマジナリー神映画なので、神映画を望んだ人には神映画になるだけです。


【評価】(各☆5つで満点)
おもしろさ:☆☆☆☆☆
画の綺麗さ:☆☆☆☆
テンポの良さ:☆☆☆☆☆
キャラの良さ:☆☆☆☆☆
ありがとうスリップノット:☆☆☆☆☆
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