フライトナイト(1985)

フrrrrrァイトナイッッッット
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フライトナイト(原題:Fright Night)
公開年:1985年
監督:トム・ホランド
主演:クリス・サランドン
制作国:アメリカ
時間:106分
配給:コロムビア映画
ジャンル:ホラー、オカルト、コメディ
鑑賞日:2016年9月1日
続きで感想


【だいたいのこと】
吸血鬼vs人間、オカルトホラーもの。
一応ホラーコメディとして分類されてたのでこちらでもそう表記しましたが
別にコメディっぽくはなかったような…。
監督は『チャイルド・プレイ』で有名なトム・ホランド監督ですゾ。
【かんそー】
残暑に負けるな!微妙ホラー映画強化週間!と思い立ち2週間くらい前にB級~C級ホラー映画を続けて観ました。前々回のスポーンもその一つです。
この企画の問題点は微妙ホラー縛りなのでさして怖くもなく、納涼にならないという点です。
先に言っておくとラインナップはこちら。
スポーン
フライトナイト(ここ)
ヘルレイザー
ファンタズム
死霊館
残穢-住んではいけない部屋-
自分だけのクソホラーを集めて、最強のクソデッキを作ろう!

さてフライトナイトは2011年にもリメイクされたそれなりに人気のある吸血鬼もの。高校生だかなんだかの主人公の隣に、エッチな男二人組が引っ越してきたと思ったら吸血鬼でさあ大変!という王道なストーリーです。
ただ他と違ってちょっと面白いのが主人公の少年はほぼ狂言回しで、実際に深く(B級ホラー基準)掘り下げられてるのはお助けキャラとして参戦する落ち目の役者のおっさんってとこ。
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このオッサンが、劇中で「フライトナイト」というホラー番組もやっているホラー映画役者であり、主人公たちや敵の吸血鬼までもがその番組をチェックしているというホラーファンには大人気のオッサンなんですが、大衆にはウケず、生活に困窮しています。そんな中、ファンの主人公たちに助けを求められ、報酬としておカネ(と言ってもこどものお小遣い程度だが)を目当てに参戦するのです。
最初は吸血鬼なんて信じてないコミカルで情けないオッサンなんですが、途中から自分の出演作品で培った知識や映画の小道具を駆使して戦い始め、劇中屈指の戦力になるというアツい展開になります。
ずる賢くて臆病だったのに戦いの中で母性が爆発してこどもたちを守ろうとするのも良い。とても良い。
また長年のホラー映画や怖い話、伝説などで定着した吸血鬼のテンプレートをすべて踏襲しているところもこだわりを感じます。
美しく、従者が居て、尊大で横暴。霧になれるし空も飛べる。なんか知らんがリンゴを食べる。なんか知らんがものすごく芝居口調。そして杭を打てば死ぬ!全部乗せです。もしかしてそこがコメディと言われる理由なのかも。たしかに吸血鬼モードになった瞬間口調が変わったのは面白かったし。
ところで私このへんの時代の映画にありがちなしょーもないヒロインが大好きなんですよね…
なんも考えてないすぐピンチになるヒロイン…主人公のキスシーンのためだけに存在してるようなヒロイン…
「とりあえず女配置しとけ」的なヒロイン…時代を感じます。
戦うヒロインも好きなんですけどこういう飾りです!!!!!ってわかりきってるのが一人居るとそいつに集中しなくていいのでスムーズに見れて疲れない。エコです。
というわけでB級ホラーが好きな人にはおすすめ。いいか、B級ホラー好きにはだぞ。ちゃんと忠告したからな!


【評価】(各☆5つで満点)
おもしろさ:☆☆☆☆
画の綺麗さ:☆☆☆
テンポの良さ:☆☆☆
キャラの良さ:☆☆☆☆
シャブい特殊メイク!:☆☆☆☆☆
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