羊たちの沈黙

博士~
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羊たちの沈黙(原題:The Silence of the Lambs)
公開年:1991年
監督:ジョナサン・デミ
主演:ジョディ・フォスター
製作国:アメリカ
時間:118分
配給:オライオン/ワーナー
ジャンル:サスペンス
鑑賞日:2015年7月3日
続きで感想


【だいたいのこと】
トマス・ハリスのサスペンス小説『羊たちの沈黙』の映画化作品。
ハンニバル・レクターが登場するシリーズとして有名だが
一本のサスペンス映画としても屈指の傑作。
【かんそー】
先日何本かDVDを買う機会があり、そのひとつに羊たちの沈黙を選びました。
持ってたような気がしてたんですが記憶違いかなくしたのか、見つからず…。
ともかく届いたその日にせっかくなので観ることに。
一部の大人のお姉さんたちに大人気となった海外ドラマ『ハンニバル』の
数十年後を舞台にしたのがこの作品です。
製作順で数えると第二作目。第一作目は『刑事グラハム/凍りついた欲望』です。
今作のあとは『ハンニバル(映画)』『レッドドラゴン』などなどが作られましたがはっきり言って『羊たちの沈黙』の余韻を台無しにしてくれるので観なくてもいいと思います。
ドラマ『ハンニバル』も嫌いじゃないけど、やっぱりこれを観たあとだとウーン?とっていう気分になってしまいますね。まぁシーズン3で打ち切りらしいですが。
この映画の魅力はバッファロー・ビルという殺人鬼を追う本編の中でレクターの話とクラリスの話が交錯する多重構造になっている点です。本筋のサスペンス要素をおざなりにしないでここまで多岐に物語を展開する映画は他にもあまり類を見ないですし、良い原作を使ったことを差し引いても製作陣のスキルの高さが伺えます。
ともかく、観たあとに「うわ~!面白かった!」と満足できる映画です。
また、ストーリーの面白さと同じくらい魅力的なのがアンソニーホプキンズのレクター博士。
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人を食べちゃうというダイレクトな怖さもありますが、大事なのはそこじゃなく
圧倒的に理解できない世界の人間が語りかけてくる恐怖です。
ハンニバル・レクターを作ったトマス・ハリスもすごいけど、それを演じきったホプキンズはもっとすごいと思います。
マッツ・ミケルセンが進化するとアンソニーホプキンズになると思うと感慨深いですね。バッヂいくら持っても言うこと聞かなそう。
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マッツ・ミケルセンというのはこの方。(なんだこの写真は)
ドラマ『ハンニバル』でレクター役をやっています。
演技とかもろもろ含めてどう見てもレクターっぽくないとこに目を瞑れば
この人自体はかっこいいし(相棒のグレアム役の方もかっこいい)ドラマも1話完結のミステリードラマと思えばかなり面白いです。映像も綺麗です。シーズン3でどうなるかわかりませんが、とりあえず『羊たちの沈黙』を観て面白かったら、そのあとのクソ映画群を観るよりはこっちを観たほうがいいかもしれません。


【評価】(各☆5つで満点)
おもしろさ:☆☆☆☆☆
画の綺麗さ:☆☆☆☆☆
テンポの良さ:☆☆☆☆
キャラの良さ:☆☆☆☆☆
バリムシャ:☆☆☆☆☆
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