ファンタスティック・フォー(2015)

はい…
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ファンタスティック・フォー(原題:Fantastic Four)
公開年:2015年
監督:ジョシュ・トランク
主演:マイルズ・テラー
製作国:アメリカ
時間:100分
配給:20世紀FOX
ジャンル:アメコミ、SF、アクション
鑑賞日:2015年10月9日
続きで感想
※現在公開中の映画です。ネタバレに注意。


【だいたいのこと】
2005年に製作されたヨアン・グリフィズ主演の『ファンタスティックフォー』とは別に、まったく新しく作り直した”リブート版”『ファンタスティックフォー』。同名のアメコミが原作になっているものの、ベースとしているのはパラレルワールド設定の『アルティメットファンタスティックフォー』である。だからなんだ!
【かんそー】
ええ観て来ましたよ。
製作発表から公開までクソだクソだと言われ続け、原作設定はほとんど無視、製作陣は内輪もめ、監督は愚痴をこぼすなどなどファンの気持ちを削ぎに削いだリブート版FF。でも原作ファンなので高い金払って観ましたよ。
微妙オブ微妙。
ク、クソならクソで盛り上がれるぐらいクソならいいんだけど、そこまで突き抜けたクソさもないし、かといってもちろん面白くも無いです。戦闘シーンが派手でもないので劇場考えてる人はお財布に10万くらい余ってるかどうかちゃんと確かめてくださいね。
以下完全なネタバレ!
幼い頃からガレージで科学実験を繰り返すリードリチャーズはコミュ障だったが天才であった。幼馴染のベンしか友達は居なかったがある日ストーム博士(天才)に才能を見出されバクスター研究所という一大エリート学園に入学することになった。ベンは馬鹿だったから入れなかった。
学園にはスーザン・ストームというクールビューティの美少女が居た。彼女は天才だった。スーはストーム博士の養子であり、血の繋がってない弟ジョニー・ストームが居た。ジョニーは天才だった。だがお父さんとうまく行かず危険な夜遊びを繰り返していた。
ストーム博士は異次元に人間を送り込んでそこから新たなエネルギーを持ってくるという研究をしており、その実験にリード、スーザン、ジョニーそしてヴィクター・フォン・ドゥームという男を選んだ。ヴィクターは前の職場に火をつけて逃げ出したあと引きこもってネトゲばっかやってるというクズだったが天才だった。ベンは馬鹿だから呼んでもらえなかった。
リード(天才)、スー(天才)、ジョニー(天才)、ヴィクター(天才)の4人はサルを使って異次元転送実験を成功させた。すっかり仲良くなっていた4人はみんなでアゲアゲになっていたがそれもつかの間、政府のお偉いさんがやってきて「あとはNASAと協力しような!」と言ってきた。がっかりする4人。名も無き学生の手柄がNASAに横取りされるのは明白だった。
スーがお父さんのところへ行っている間、ヴィクターはしょんぼりしてるジョニーとリードに向かって懐にしまっているスキットル(お酒入れる銀のやつ)をセクシーに見せてあげた。ヴィクターはいい奴だった。しかもやたらセクシーだった。リードはヴィクターが使ってたスキットルをべろべろ舐め回しながら飲んだ。そしてこう言った。
「僕たちが先に異次元に行こう」
え!?なになに~!?こいつやらかしてない!?大丈夫!?大丈夫じゃなかった。リードは酔っ払った勢いで勝手に転送装置に乗り込むことを決め、ジョニーとヴィクターも酔っ払ってたのでオッケーしてしまった。ここまで全員馬鹿。そしてリードの提案でベンも呼び出された。馬鹿が4人になってしまった。しかもベンは状況がよくわからなかったけどリードが来いって言ったから来たみたいな感じだった。ベストオブいい奴だった。
異次元に来た4人はなんか余計なことして異次元マグマ大噴火みたいな状態にしてしまった。やらかしのスピードが速すぎる。泣きながら転送装置に戻っていくうちにヴィクターはマグマに巻き込まれて死んだ。リードのせいだ!ばかやろう!これはほんとにお前のせいだぞ!3人は命からがら元の世界に戻ってきたが脱出に協力したスーともども意識を失ってしまった。
目覚めたときにはリードはゴム、ベンはかぶき揚げ、ジョニーはマッチ棒、スーはビニール傘になっていた。リードは3人を置いて逃げ出した。
と、ここまででおそらく半分以上尺を使ってます。
読んでわかると思いますがここまでアクション一切なし、敵も出てきません。(ヴィクター仲良しだし)
っていうかリードたちはただエネルギー開発事業に携わってるだけなのでアメコミヒーローっぽい話はまったく出てきません。
まあそれはそれでいいとしても、だからといってキャラ一人ひとりを掘り下げてるわけでもないからFFをまったく知らない人にとってはハテナって感じかもしれない。
原作を知ってる私みたいな人たちにはたぶんテンポよく感じると思います。
ただもう一度言いますが、敵未登場の状態で能力獲得までにかなりの尺を使ってます。あとは…わかるな?
~~再開~~
スー・ベン・ジョニーの三人は特殊能力を持つ兵士として軍にこき使われていた。自由のない生活。これはいけないと思ったストーム博士はもう一度壊れた転送装置を直し、三人を元に戻そうと考えた。装置の修復にはリードが必要だった。リードは一人隠れ家でせこせこマイ転送装置を造っていたが軍に見つかってしまい、ベンと戦うことになった。けどそのへんはなんかアッサリ終わってリードを恨んでるはずのベンもなんかリードを許した。あとスーも許した。ジョニーも許してくれた。なんか知らんがみんな仲直りした。どこからか「もう尺がねぇんだ!巻きだ巻き!」という声がした。
その後リードのおかげで転送装置が直ったのでとりあえずNASAの調査員を異次元に送り込んだ。NASAの調査員はフードがでかすぎてインド人みたいなフォルムになってるヴィクターを発見した。ヴィクターは異次元マグマの熱で調査服と皮膚が一体化してて何故か金属っぽくなっていたし、具合が悪かった。口も排気口みたくなった。緊急搬送され軍の病院に収容された。
ヴィクターは激怒した。彼には状況がわからぬ。
よくわかんない理由で急にブチギレた。異次元めっちゃ気に入ってたのになんで来るの!?俺の家だからここ!やめて!とか言いながら研究員を惨殺し始めた。睨みつけるだけで人間をフットーさせて殺せるしあとテレキネシスっぽいこともできた。強い。ストーム博士も死んだ。異次元に帰ってったドゥームを追ってリード・スー・ジョニー・ベンの4人も異次元に行った。
リード「あの嵐はヴィクターが作ってるんだ!地球の物質を異次元のエネルギーに変換してるんだ!このままでは地球全てが飲み込まれブラックホールができてなにもかもなくなってしまう~!」
どうしたんだお前は。急に説明口調だな。
異次元でヴィクターに立ち向かう4人。しかしすぐ吹っ飛ばされてしまう。チームだ!チームワークが必要なんだ!
リード「やめろヴィクター!」
ヴィクター「俺はもはやヴィクターではない。破壊神<ドゥーム>だ」
お前もどうしたんだ!なに急に恥ずかしいこと言ってるんだ!しっかりしろ!
破壊神<ドゥーム>をブチ殺すために4人で連携することになったが特別連携したような感じもなく、っていうかなんかわちゃわちゃしてる間にリードとドゥームの馬鹿丸出しの戦闘が15秒ほど入り、最後ドゥームはベンにぶっ飛ばされ、ジョニーに追い討ちをかけられて粉々になって死にました。
やり遂げたぜ…みたいな顔してる4人!急に鳴り始めるファンファーレ!パパパ~ンパパ~パパ~
そして軍を脅し独立する4人!パパパ~ンパパ~パパ~
新たな居城、セントラルシティに引っ越してヒーローチーム『ファンタスティックフォー』結成!
パパパ~ンパパ~パパ~パパパ~ンパパ~パパ~ン
パパパ~…
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【評価】
おもしろさ:☆☆☆
画の綺麗さ:☆☆
テンポの良さ:☆☆☆
キャラの良さ:☆☆☆☆
リドヴィク:☆☆☆☆☆
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