９か月

みた

９か月（原題：Nine Months）
公開年：１９９５年
監督：クリス・コロンバス
主演：ヒュー・グラント
製作国：アメリカ
時間：１０３分
配給：20世紀フォックス
ジャンル：コメディ、恋愛
鑑賞日：２０１４年８月２２日
続きで感想

【だいたいのこと】
クソスベリ映画大賞
【かんそー】
子どもなんかほしくないのに彼女が妊娠しちゃったよ！っていう大人向けラブコメ映画。
彼女が一方的に産みたいって言ったりキレたりなんだりして
全部を赤ちゃん中心に考え始めるのがめっちゃウザイんですけど、
作中だとそれが正しくて、間違ってるのは彼のほう、という扱いでした。
たぶんそういう母になるってサイコー！わからない男はクズ！っていう風潮を
皮肉ってわざとそういう話にしてるんだとは思いますが…
本心で作ってたらちょっと引く。
まあ基本はコメディですから、大事なのは笑えるかどうかなんですが
クソスベってるんだよなあ…
同監督のホームアローンは面白いし私も好きです…でもこれ…うん。
なんていうか、ギャグのターゲットってあるじゃないですか。
ホームアローンは子どもにもわかりやすいギャグで統一されてるから
こっちも「そういう映画なんだな」ってわかって、楽しめるんだと思うんです。
ＭＩＢとかはメインストーリーの中に小気味いい会話とか冗談とかが入ってますよね。
それもそれで学生あたりにターゲットを統一してるから面白いんだと思うんです。
でもこの９か月は急に小学生を笑わせたいのか！？っていうギャグを入れたり
そうかと思ったら子どもには聞かせられないようなシモネタを入れたりして
ものすごいとっちらかってるんです。テンポも悪いし。
たとえるなら既に出来上がってる普通の話に
「じゃあ今からギャグを３０個考えて入れてください！」って言われて入れたような。
ともかくスベってるんだよ。こうやって長々解説する私もな！
で、そういうクソスベリ映画によく出てるのがこいつ。

ロビン・ウィリアムズ～～～～・・・。
ともかく、序盤にチョロっと出てきたときはトんでてまあまあ面白かったんですけど
よりによってラスト３０分でこいつがメインになるんですよ。ダメだよそんなの。
だって強烈なキャラクターは長く出れば出るほどスベるんだよ！
１９４１で唯一ミフネが面白いのはちょっとしか出てないからなんだよ！！！！
なんでそれがわかんないんだよクソ～～～～ほんとにつまらなかったよ！！！
一旦ハッピーエンドで決着がついたように見せかけてからのラスト３０分なので
こっちは映画１本観た直後に延々とクソスベリシーンを３０分間見せられてるのと同じです。
なんか流れ上ウィリアムズのせいでつまんないみたいになっちゃってますが
正確にはウィリアムズをこんな使い方した製作側のせいです。
グッドモーニングベトナムでも観ようかな…。

【評価】
おもしろさ：☆
画の綺麗さ：☆
テンポの良さ：☆☆
キャラの良さ：☆☆
ヒューグラントの劣化ディカプリオみたいな髪型：☆☆☆☆☆
よかったら押してね

にほんブログ村