蜘蛛巣城

ほいっと

蜘蛛巣城
公開年：１９５７年
監督：黒澤明
主演：三船敏郎
製作国：日本
時間：１１０分
配給：東宝
ジャンル：時代劇
鑑賞日：２０１５年２月２３日
続きで感想

【だいたいのこと】
鷲津という武将が戦友の三木という武将と共に、主君の居る蜘蛛巣城へ向かっていた。
しかし勝手知ったるはずの道中で何故か道に迷ってしまう。
そんなとき人間とは思えぬ奇妙な老婆と出会い
「鷲津はやがて蜘蛛巣城城主に、三木の息子もまた蜘蛛巣城城主に」という旨の予言を受ける。
二人は笑い飛ばしたが、段々と予言どおりに自分たちが出世していくにつれ
『蜘蛛巣城の主』という欲にかられて疑心暗鬼になり…
【かんそー】
シェイクスピアの『マクベス』を日本の戦国時代に置き換えて撮られた黒澤映画。
演出など全体的に能や歌舞伎っぽさがあるので「マクベスの日本版」というよりは
「日本の古典説話にあった一話を映画化したもの」を観てるような気持ちになります。
日本人としては自然に観れるし、なにより気持ちいい。
伝統芸能の雰囲気って見てると気持ちよくなりますよね。（理解してるとは言ってない）
そういうわけで個人的にかなり好きな黒澤時代劇の一つです。
テンポは断然『椿三十郎』等のほうがいいけど雰囲気と話が好み。
マクベスより面白いんじゃないかなあ
マクベスの映画版も観てたらこういうとこが違うとか違わないとか比較できたんだけど
未だに観てないんですよね。残念残念。（観る気ゼロ）
しかも原作読んだの中学生の頃だったからか全然面白いと思わなかったし…うっ記憶が…
おすすめのマクベス映画があったら教えてください。どれがいいんだろう。
そんでなんと言っても興奮するのが三船敏郎演ずる鷲津殿。

追い詰められてく姿にも色気があってベスト三船はこの三船か１９４１の三船か
というくらいずっと見てたい三船です。１９４１は観なくていいです。
着てる服もかっこいいし細かい所作もかっこいいし本当眼福なので
話に興味なくても三船のプロモーションビデオだと思って…と勧めたい。
何卒よろしくお願いします。やたら怖い山田五十鈴も居ます。
こうなってくると『七人の侍』も観て感想を書きたいところですが
ひとまず黒澤強化週間はこれで終わりです。
っていうか実際に観た日と記事書いてる日にラグがありすぎるんだよ！
もっとサクサク書けるようにがんばります…。

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【評価】最大☆５
おもしろさ：☆☆☆☆
画の綺麗さ：☆☆☆☆
テンポの良さ：☆☆
キャラの良さ：☆☆☆☆
五十鈴ﾀｿ：☆☆☆☆☆
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