ヒックとドラゴン

見たぞ~
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ヒックとドラゴン(原題:How to Train Your Dragon)
公開年:2010年
監督:ディーン・デュボア、クリス・サンダース
主演:ジェラルド・バトラー(声)
製作国:アメリカ
時間:98分
配給:パラマウント/DW
ジャンル:アニメ、ファンタジー、アクション
鑑賞日:2015年9月14日
続きで感想


【だいたいのこと】
ナイトフューリーのかわいさ
【かんそー】
わりと当時から名前だけは知ってたヒックとドラゴン。
例によってうるせーだけのガキが棚ボタ的にファンタジーの恩恵を受ける話だと思い込んでいたのでスルーしてたのですが、たしか続編を日本で上映するとかしないとかで騒がれたときに原題が「How to Train Your Dragon」だと知り、もしかしてモンスターファームみたいな話?とちょっと気になるようになってました。
で、ついにこんなコメントが。
映画のおすすめですが、良かったら海外アニメ映画の「ヒックとドラゴン」(特に吹き替え)などどうですか?お暇な時にでもぜひ。テンポが良くておもしろいですよ
これがトドメとなってようやく本編を観るに至りました。おすすめありがとうございます!
で、まず始めに一番憂鬱だったうるせーだけのガキが以下略なんですが
全然違いました。
そもそも舞台はドラゴンが普通に生息してる世界で、ヒックはそのドラゴンを狩るバイキングの子どもでした。ヒックの服装が現代っ子っぽかったから勝手にナルニア的な展開かと思って身構えちゃってた。
バイキングたちはみんな巧みに斧やハンマーを使ってドラゴンを殺す。でもひ弱なヒックには武器を扱う腕力がないので色んなギミックを駆使した新兵器を作り、村を襲う一番の強敵ナイトフューリーを仕留める…というのが冒頭。
その後大怪我をしたナイトフューリーと、それを気にかけるヒックの間に友情が生まれる感じです。
個人的に「そもそもバイキングの生まれ」で「発明の才能がある」し、ワガママを言いつつも「自分から勉強する」というヒックの設定はとてもありがたかったです。うるせーだけのガキがファンタジーの世界に行っていい思いするのはムカつくんだよ!みんなヒック見習おうな!
あとナイトフューリー(ヒックに別な名前つけられてたけど忘れた)がそれはもうかわいくて、いちいち和みます。
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まる~い!かわいい!
他のドラゴンはいかにもカートゥーンって感じで全然かわいくないのでなんでこいつだけこんなあざといキャラデザなのかはわかりません。動きも猫っぽくてかわいい。とにかくかわいい。
そんでナイトフューリーと仲良しになっていくヒックとは裏腹にヒックのお父さん率いるバイキングとドラゴンの対立は激化し、ドラゴンを匿っていたヒックは怒られ、でも最後ボスドラゴンの攻撃でバイキングがピンチなったときに助けて理解を得られる――みたいなまあ安心の王道な感じで話は終わります。
かつてスカイリムという地でドラゴン退治をしてた身としてはお父さんたちのドラゴン殺すべしなスタンスもわからなくはなかったので和解できてよかったな~という印象。
でもその王道展開で唯一外してきてるなと思ったのは最後の決戦でヒックの片足が吹っ飛ぶ(燃えた?)んですよね。だからラストのヒックは義足をつけてます。すっかり油断してたので結構インパクトありました。
今思えばクライマックスの前に「何人ものバイキングを殺された」とか「腕を食われて次に足を食われた」とかシビアなセリフがちょいちょい挟んであったしまるきり子供向けじゃないってのは予想できるようになってたんですが…
ともかく、この主人公も怪我をするっていう当たり前の事実をガッツリ描いてたのは非常に面白かったです。
ちなみに、最後の最後でヒックがドラゴンのことをペット呼ばわりする謎セリフがありますがあれは冒頭の「pest(害獣)」と対応して「pet」になってるんだそうです。ツイッターで教えてもらいました。
というわけでヒックとドラゴン、想像以上に楽しめました。2も機会があったら観たいです。
私と同じクソガキファンタジーアレルギーを持ってる方でもこれなら大丈夫じゃないかと!


【評価】
おもしろさ:☆☆☆
画の綺麗さ:☆☆☆☆
テンポの良さ:☆☆☆
キャラの良さ:☆☆☆☆
これにはドヴァキンも大満足:☆☆☆☆☆
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