キングスマン

はいどうぞ
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キングスマン(原題:Kingsman: The Secret Service)
公開年:2014年
監督:マシュー・ヴォーン
主演:タロン・エガートン
製作国:イギリス
時間:129分
配給:20世紀フォックス
ジャンル:アメコミ、アクション
鑑賞日:2016年4月3日
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【だいたいのこと】
予告編でいいです。
【かんそー】
キックアス同様、マークミラーのコミックをマシューヴォーン監督が映像化したやつ。
キックアスはクソクソつまんなかったけど、キングスマンは予告編が面白そうだったので食わず嫌いはやめて観てみました。クソつまんなかったです。クソが一つ減っただけです。
これあれだね。つい最近もあったね。怒りのデスロード現象だね。ツイッターでしゃかりきにおすすめしてる奴が5人以上居たらクソの法則だね。
とりあえず説明すると~~~~まずキングスマンっていう超イカしてるはずのスパイ組織が軒並み役立たずのクソボケで、クソボケ筆頭がポスターにでっかく載ってるメガネのオッサンってわけ。予告編ではかっこよく戦ってたけど本編では凡ミス連発しまくって途中でアッサリ死ぬ。作中で唯一成功したことがチンピラの撃退だけという無能っぷりなので死ぬところでショッキング的演出されてもこっちとしてはよっわとしか思わないし、主人公の坊や(その無能メガネのせいで親父が死んでる&誘われてキングスマンに入った)が踏んだり蹴ったりで無駄にかわいそう。ちなみにメガネが死ぬときに敵ボスが「ここでスパイ映画なら君は助かるシーンだが、これは映画じゃない」とか言って――現実は非情――みたいなアレを演出してるけどそれはこんなミス連発のおっさんスパイ映画でもすぐ死ぬわ!キャノンボールのロジャームーアか!?
さらにキングスマンのトップが実は敵の手下という組織自体がオカルトレベルのぼんくらっぷりを発揮し、「他の構成員も敵かもしれない!この3人だけでやろう!」と主人公の坊や、坊やと仲良くなった女の子(新入り)、秘書っぽいメガネ(死んだメガネとは別人)が一致団結するけど3人ともなんで他の構成員は怪しくてこの二人なら大丈夫って判断したのかわからない。アホしか居ないのか?まあ奇跡的に(尺もないので)3人とも清廉潔白なキングスマンで、急にスパイキッズ的な要素を見せながらも敵の基地に潜入、ボンド映画を意識した戦闘をこなして義足の子も殺し敵ボスも殺してよかったね!おわり!
…という流れなんですがラストはまったく盛り上がらないというか、前半で「スーツ姿の紳士がロックな曲をバックに過激なアクションを繰り広げる」というギャップを駆使したセンセーショナルなシーンを出してしまっているので、後半で若い男の子がロックな曲をバックに戦闘されてもなんのインパクトもないし、スーツも別に似合ってるわけじゃないし、これ完全に構成ミスでは…って感じ。なんか盛り上げようとしてがんばってるのはわかるけどこっちは完全に冷めてるからさ…。なんだろなこれほんと…。
クラシックをBGMに人が爆死するのも『地獄の黙示録』で既にやってる手法だからなんも目新しくない。
でも唯一気に入ったところは「映画じゃない」と作中で何度も強調されていながら、最後は主人公がイカしたねーちゃんと楽しんでエンドというボンド映画のお約束で終わったところです。サポート役が「やれやれ」ってなるところまで再現してるのがすてき。色々不満はあるけど終わりよければ全てよしと言うように、なんとなくいいもの観たような気分に…と思ったらどうでもいい前半のセルフパロディシーンがくっつくしほんともおおおおおおおキイイイイイイイイイイこの映画イヤ!!!!何考えてんの!?


【評価】
おもしろさ:☆
画の綺麗さ:☆☆☆
テンポの良さ:☆☆
キャラの良さ:☆
ショーンコネリー派です:☆☆☆☆☆
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