ほい
麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜
公開年：２０１２年
監督：土井裕泰
主演：阿部寛
製作国：日本
時間：１２９分
配給：東宝
ジャンル：ミステリー
鑑賞日：２０１４年５月６日
続きで感想
【だいたいのこと】
テレビドラマ「新参者」の劇場版。原作は東野圭吾。
【かんそー】
ドラマの新参者のほうはまったく見てないので必然的になんの前知識もなく
観たのですが、特にドラマを見てなきゃわからない描写はありませんでした。
単発ものとして十分おもしろいと思います。
話は日本橋の麒麟像の下で中年男性が刺殺されたことに端を発する。
一見ただの強盗殺人事件のようであり、本部もその線で捜査を進めるが
阿部ちゃんが演ずる刑事はなにかひっかかり…という内容。
もう阿部ちゃんがある程度他の刑事たちにも受け入れられてる状態なので
なにがどう「新参者」なのかはわからないのですが、本編に関係ないので問題なし。
じりじりと真相に迫っていく描写が丁寧なので飽きずに楽しめます。
ここ最近見た邦画の事件ものでは一番いいかな…（他がだめすぎるっていう）
ミステリーの質（ジャンル？）は人間離れしたトリックとか奇想天外な真相とかではなく、
事件の端々に存在する違和感を一個ずつ消化していくような感じです。
警察のミスリード（視聴者のミスリードでもあるけど）がトリックの役割を
果たしているみたいな…犯人も巧みな隠蔽工作をしてるわけじゃないですからね。
遺族や容疑者の関係者などの人間模様も複雑に関係してくるので
現場主義の刑事が主役ならではのつくりになってます。
ただ被害者役の中井貴一とかいう絶対に泣かせる能力を持つミュータントのせいで
油断するとどんどん暗い気分になるし泣いちゃうから気をつけてくれよな！
【評価】
おもしろさ：☆☆☆☆
画の綺麗さ：☆☆☆
テンポの良さ：☆☆☆
キャラの良さ：☆☆☆
これね、ミキプルーンの：☆☆☆☆☆
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