がらっと
野性の証明
公開年：１９７８年
監督：佐藤純彌
主演：高倉健
製作国：日本
時間：１４３分
配給：日本ヘラルド映画、東映
ジャンル：アクション、サスペンス、ハードボイルド
鑑賞日：２０１４年８月４日
続きで感想
【だいたいのこと】
唐突なグロ
【かんそー】
人間の証明に続く森村誠一×角川春樹の『証明』シリーズ。
前作のようなミステリーとは雰囲気が大きく異なりアクションがメインになってます。
個人的には人間の証明のほうが好きだけど、こっちもこっちで面白いです。
毛色が違いすぎるから比べるのもおかしな話だけど。
アクションと言いましたが、みんなが大好きな「派手に行こうぜ！」的なものは一切なく
高倉健が無闇に脱いだり、ヒロインの中野良子とｷｬｯｷｬｳﾌﾌすることもなく
誰も救えず、誰も救われずに終わる映画なので苦手な方は全然ダメだと思います。
原作の表紙がこれなんですが
もう既にアカン感じがするやろ？実際アカンのじゃ。（博士）
終始暗い雰囲気でテンポよく悪いほうに話が進んでいくのでハラハラしっぱなしだし
こんなに追い詰めたんだから最後逆転するよな！？救ってくれるよな！？って
期待するからこそとどめの一撃っていうか…気になる方は観てくださ…。
後味の悪さだけは人間の証明と共通してますね。
唯一の癒しは薬師丸ひろ子（高倉健の養子役）のかわいさですかね…。
でもちょっと頭のおかしい子の役なので気分を明るくさせてくれることはないんですが
あの危なげな感じは魅力的でした。
セーラー服と機関銃のイメージが強かったからこういうのもできるだなって…。
そういえば途中途中で結構なスプラッタ表現があるのでそのへんも注意してください。
もちろんそれを売りにした作品じゃないけど、結構びっくりしました。
ともかく明日に向かって撃て！とかイヤーオブザドラゴンとか好きな人にはおすすめです。
がんばってがんばって追い詰められるお父さんが好きな人にもな！
【評価】
おもしろさ：☆☆☆☆
画の綺麗さ：☆☆☆
テンポの良さ：☆☆☆☆
キャラの良さ：☆☆☆☆
あのトラックお父さん殺す！：☆☆☆☆☆
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